精神内科/介護医療/リハビリ 豊橋 福祉村病院
福祉村病院介護医療院
令和2年4月より、福祉村病院介護療養病棟が『Ⅰ型介護医療院』に転換しました。
福祉村病院介護医療院について
福祉村病院介護医療院では要介護の高齢者(利用者)に対して、医療・介護だけでなく、生活の場を提供します。
第二病棟2階から5階の介護療養病床226床を「福祉村病院介護医療院」として開設しました。
お部屋はパーティションや家具で仕切られており、4人部屋であってもプライバシーが守られ、ご入所者のみなさまが安心して暮らせる「住まい」となっています。生活施設としての機能のほか、医師や医療従事者が配置されているため、喀痰(かくたん)吸引や経管栄養など医療ニーズの高い要介護者の方にも対応可能です。また、医学的管理下でのリハビリテーション等の各種機能訓練をはじめ、地域社会とのつながりを持つために、地域住民やボランティアとの交流も行われます。人生の最終段階におけるケア(看取り)を支える役割も担っていますので、職員全員で連携し、ご入所者のみなさまにはご自宅で暮らしているように感じていただけるようなサービスを提供致します。
- 医療
- 介護
- 生活支援
- 住まい
医師が常駐する「介護医療院」という新しいかたち
介護医療院は、超高齢社会を迎えて増加が見込まれる慢性期の医療・介護ニーズへの対応と地域包括ケアシステムの構築を見込んで創設されました。要介護者の方の「医療」「介護」「生活」をサポートする役割を担っています。
長い歴史と知識を持つ、認知症に特化した介護医療院です。
医療法人さわらび会 福祉村病院は、全国で初めて認知症治療とリハビリに取り組み、以降およそ50年余りの長い歴史を持つ認知症専門病院です。そのため、福祉村病院介護医療院には、認知症に関する専門的な知識を持った職員が多く、豊富な経験を活かした医療、看護、介護で、一人ひとりに合わせた最適なサービスの提供を目指しています。
認知症介護の三原則
- いつも暖かい愛情と笑顔で
- 決して叱らず、制止せず
- 今、できることをしていただく
Ⅰ型介護医療院について
介護医療院はⅠ型とⅡ型に分類されます。Ⅰ型は、比較的重度の要介護者に対して医療ケアを提供する介護療養病床に相当します。Ⅱ型は入居者の家庭復帰をリハビリなどでサポートする介護老人保健施設に相当します。福祉村病院介護医療院はⅠ型の介護医療院です。
Ⅰ型 | Ⅱ型 | |
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基本的性格 | 要介護高齢者の⻑期療養・⽣活施設 | |
設置根拠 | 介護保険法※生活施設としての機能重視を明確化 | |
主な利用者 |
重篤な身体疾患を有する方 および身体合併症を有する 認知症高齢者等 |
Ⅰに比べて容体は 比較的安定した方 |
施設基準 (人員配置) |
(介護療養病床相当) 入居者48に対し医師1 入居者6に対し看護師1 入居者5に対し介護士1 |
(老健相当) 入居者100に対し医師1 入居者6に対し看護師1 入居者6に対し介護士1 |
居住面積 | ⽼健施設相当(8.0 ㎡/床) |
福祉村病院介護医療院では、人員基準を上回る「入居者4に対して介護士1」を推奨し、
ご入所者への手厚いサービスを目指しています。
施設の特徴
- 生活の場所であることを考慮した施設ですので、1室4名以下、病院より広い空間(老健と同じ面積=8㎡/人)で過ごすことができます。
- 機能訓練室、談話室、食堂、浴室、レクリエーションルームなどが設置され、長期の療養に適した施設です。
- 入浴の介助、排泄の介助、食事の介助などのほか、洗濯や掃除といった日常生活上のお世話も行います。
- 理学療法士や作業療法士などのリハビリテーションスタッフが配置されますので、健康管理や生活機能の向上になるリハビリを受けることもできます。
- 介護だけではなく、必要に応じた医療ケアを受けられます。万一容体が悪化しても、すぐに診療を受けられます。
- 看取りやターミナルケアにも対応しているので、症状が重症化しても、そのまま同じ施設で最期まで必要な介護・医療ケアを受けることが可能です。
「病院に入院するほどではないが、老人ホームでは不安」という要介護者の方やご家族の方にも
安心していただけるようなサービスを提供しています。
提供サービス
- 利用者の意思・習慣の尊重(個別ケア)
- 人生の最終段階における医療介護(ACP)
- 生活期リハビリテーション(心身機能・活動・参加)
- 自立支援介護(食事・入浴・排泄)
- 摂食嚥下・栄養・口腔機能・口腔ケア・褥瘡防止
- 地域貢献
生活施設の役割
- プライバシーの尊重(ハード+ソフト)
- 居場所づくり
- お一人おひとりに合わせた生活環境の提供
- 年中行事・レクリエーション開催
- 地域交流(住民交流イベント・社会資源利用)